Project モデルをカスタマイズする
プラン:Free は Defaults をカスタマイズ、Plus は Global 定義を作成、Pro は Project をカスタマイズできます。
Scroll はカード構造を 3 つのレイヤーに分けます。各定義はリストに 1 回だけ表示され、バッジで現在有効な出所を示します。
| レイヤー | 用途 | 利用できるプラン |
|---|---|---|
| Defaults | Scroll 付属の初期定義。削除はできません | Free、Plus、Pro で編集し、Global カスタマイズとして保存できます |
| Global | このデバイス上の複数 Project で再利用する定義 | Plus、Pro で作成・管理できます |
| Project | 現在の Project だけに適用する定義 | Pro で作成、オーバーライド、管理できます |
Default を編集しても初期定義自体は書き換えられません。Scroll は変更した項目だけを保存するため、後のアップデートで Default に追加された未変更項目は自動的に取り込まれます。Reset override は現在のレイヤーのカスタマイズを削除し、上位レイヤーの内容を再表示します。
Card Type、テンプレート、カードインスタンス
- Card Type は抽象的な分類と制約を定義します。たとえば人物が利用できる親タイプや関係先タイプです。
- Card Template は具体的なカードのプロパティ、関係項目、内容セクション、外観、作成フォーム順を定義します。
- カードインスタンスは利用者が入力した値を保存し、Card Type と Card Template の両方を記録します。
右側の Schema パネルにある Card Types、Properties、Relationships で再利用可能な定義を管理します。中央のテンプレートエディターは具体的なテンプレートだけを管理します。Card Type で利用可能にしたプロパティや関係は、テンプレートが明示的に参照した場合だけカードに表示されます。
推奨するモデリング順序
- 必要な Card Type を列挙します。
- 共有プロパティと、それを利用できる Card Type を定義します。
- 関係タイプ、グループ、許可する起点と終点の Card Type を定義します。
- 実際に表示するプロパティと関係スロットを参照する Card Template を作成します。
- 少数のテストカードと Story ビューで確認します。
- モデルが安定してから既存カードを移行します。
定義の編集と作成
行を選ぶだけではプレビューになります。編集するには鉛筆ボタンを選びます。プロパティと関係は一度に 1 行だけ展開されます。未保存の変更を残して移動すると、保存または破棄を確認します。
- Free:Default を鉛筆ボタンで開き、Global カスタマイズとして保存またはリセットします。
- Plus:Global 定義の作成、複製、読み込みもできます。
- Pro:Project を明示的に選び、現在の Project だけの定義やオーバーライドも作成できます。
保存後は ID と、既存データの意味を変える項目がロックされます。Card Type の ID と種類、Template の ID と Card Type、Property の ID と値型、Relation Type の方向などです。別の意味が必要な場合は定義を複製してください。
カスタムカードテンプレート
Templates を開きます。Entity Templates、Event Templates、Relation Templates、Writing Templates のタブがあります。テンプレートでは次を設定できます。
- 安定した ID、名前、説明
- 表示形式と Category preset
- アイコン、色、アバター項目
- 作成フォームの項目と順序
- プロパティ参照
- 関係スロット
- Content sections
- インスタンスを Story グループとして使えるか
- イベントの時間、必須項目、関係グループ
Card Type の親タイプと関係先の制約は右側の Schema パネルで管理し、具体的なテンプレートでは重複して定義しません。Template ID は保存後にロックされますが、表示名は変更できます。保存前に検証メッセージを解決してください。
管理対象フォルダー
Card Type のルート、Template フォルダー、カードの保存先は OS のフォルダー選択画面で選びます。パスを自由入力することはできません。
- Project を開いていない場合、Global 定義には Scroll が生成した安全な既定フォルダーを使います。
- カスタマイズした Default または Global 定義を Project で初めて使うとき、必要に応じて Project 内のフォルダーを確認します。
- Project Card Type のルートは Project 内から選びます。
- Template フォルダーは Card Type ルートの直下でなければならず、Scroll はその子フォルダー名だけを表示・保存します。
- Global の既定値を後で変更しても、既存 Project の割り当ては移動しません。既存フォルダーの移動には Pro が必要で、移行プレビューから開始します。
選んだフォルダーが別の Card Type に属していても、Scroll はフォルダー名を根拠にタイプを統合しません。既存 Card Type をカスタマイズする、その下に Template を作る、または別のフォルダーを選んでください。
カスタムプロパティ
Properties で共有プロパティと利用可能な Card Type を設定し、具体的なテンプレートへ追加します。短文、長文、数値、単一選択、複数選択、状態、日付、チェックボックス、リンク、メール、電話、ファイル、メディア、数式、集計を利用できます。
各プロパティでは、安定した ID、表示名、既定値、必須設定、選択肢と色、数式の結果型、集計元と方法を定義します。同じ意味の home、homePlace、residence のような項目を重複して作らないでください。
カスタム関係
Relationships で関係グループと関係タイプを管理します。行は既定で折りたたまれ、鉛筆ボタンを選んだときだけ編集状態になります。関係タイプでは次を定義できます。
- ラベル、色、実線・破線・点線
- 単方向、双方向、方向なし
- 逆関係と逆ラベル
- 許可する起点と終点の Card Type
- 同じカード間に複数の関係を許可するか
- グループ、関係グラフ、テンプレートの関係スロットで利用できるか
テンプレートの関係スロットは、1 つの項目で選べる関係と対象をさらに制限します。カードにはテンプレートで定義した関係項目だけが表示されます。保存後は関係グラフで方向、逆ラベル、グループ枠、フィルターを確認します。
既存カードを移行する
カスタム構造を追加しても、既存カードに項目が自動追加・改名されることはありません。
- Project 全体をバックアップします。
- Story で Delivery workflow を開き、Metadata Migration Preview を選びます。
- System、Properties、Relations、Defaults、Unknown、No-op を確認します。
- 意味を確認できた変更だけを選びます。
- 要約を確認し、Apply selected patches、Confirm and apply の順に実行します。
- 代表的なカードを開き直し、表と関係グラフを確認します。
不明な分類は確認なしに既定値へ変換されず、そのまま保持されます。提案が不明な場合は選択せず、元の Markdown を確認してください。
ダウングレードと復元
- Plus から Free へ変更しても、Default の Global カスタマイズは編集できます。Plus で作成した Global 定義は読み取り専用になります。
- Pro から変更すると Project 定義は読み取り専用になりますが、カード作成、表示、関係検証には引き続き使われます。
- カスタム項目、関係、テンプレート、管理対象フォルダーの割り当ては削除されません。
- すべてのプランで既存プロパティの選択肢を管理できます。
作業前にテンプレートワークスペースとプランと機能も確認してください。