Scribe 用の原稿を準備する
プラン:Free では、作品、出版バージョン、受け渡し設定を作成・管理し、受け渡しプレビューと準備状況を確認できます。Plus と Pro では、完了記録を履歴へ追加できます。
Scroll は、計画、執筆、バージョン整理、受け渡し準備を担当します。Scribe は、外観、ページ割り、PDF、EPUB、その他の出版用ファイルを担当します。この手順は原稿をアップロードせず、同じローカル Project フォルダー内で、使用する作品と原稿バージョンを指定します。
この手順で行うこと
作品、原稿バージョン、出版バージョン、受け渡し設定を使って、参照元を指定します。Scribe はその情報から原稿を探します。組版を始める前に、Scribe が認識した内容を確認してください。
Scroll から PDF または EPUB を書き出す手順ではありません。Scribe の外観、ページサイズ、書き出し設定も作成しません。
始める前に
次の点を確認します。
- Scroll にサインインし、現在のプランが表示されている。新しい完了記録を追加する場合だけ Plus または Pro が必要です。
- すべての原稿ファイルが保存され、Project 全体をバックアップしている
- 章の文章が、分かりやすい名前の原稿バージョン内に Markdown として保存されている
- Scroll と Scribe が、現在サポートされているバージョンである
Scribe で確実に認識できるよう、新しい文章は執筆用テンプレートの Text Manuscript(テキスト原稿)から作成します。既存の Markdown は、次の手順で確認してください。
- 受け渡しプレビューを開き、ファイルが対象または対象外のどちらに表示されるか確認します。
- 文章ファイルが原稿として認識されない場合は、登録済みのソースフォルダに新しい Text Manuscript を作り、文章をコピーします。
- インスペクターでタイトルとカテゴリを確認し、保存してプレビューを開き直します。
- 新しい文書が対象として表示されることを確認してから、元のファイルをアーカイブまたは整理します。
拡張子が Markdown であるだけでは、原稿として認識されるとは限りません。最終確認には受け渡しプレビューを使用します。
1. 作品と原稿バージョンを追加する
- 作品を開きます。
- Project Workspace(Project 情報)で Project 名、主言語、著者を確認します。
- 作品で作品を追加するか既存の作品を選び、後から変えない識別用の短い名前を設定します。
- 原稿バージョンを追加し、そのバージョンに必要な文書だけを含むソースフォルダを選択します。
参照元パスと関連付けた後は、作品の識別名を維持してください。1 つの Project に複数の作品がある場合は、作品ごとに原稿バージョンの履歴を管理します。
2. 出版バージョンを追加する
- 出版バージョンを開きます。
- 出版バージョンを追加し、作品を選択します。
- 原稿の参照元バージョンを選び、表示されたソースフォルダを確認します。
初版や編集確認用のように、分かりやすい名前を入力します。
出版バージョンは、次の工程へ進める文章を指定します。PDF、EPUB、印刷仕様ではありません。
3. Scribe の受け渡し設定を追加する
- Delivery Center(受け渡しセンター)を開きます。
- 受け渡し設定を追加します。
- 出版バージョンを選択します。
- 対象アプリを Scribe に設定します。
- 状態と注釈を追加して保存します。
Delivery readiness(準備状況)で、作品、出版バージョン、参照元バージョン、Source documents(参照元文書)を確認します。準備状況は Scroll 内のローカル登録を確認するもので、Scribe が原稿を受け取った、または組版したことを示しません。
4. プレビューして完了記録を追加する
- Storyを開きます。
- 現在英語で表示される Delivery workflow(受け渡し手順)を開き、Prepare for Scribe(Scribe 用に準備)を選択します。
- 受け渡し設定、出版バージョン、参照元バージョンを選択します。
- 現在英語で表示される Included(対象)と Skipped(対象外)を確認します。カテゴリ、ソースフォルダ、除外設定を修正した場合は、プレビューを開き直します。
- 一覧が正しければ、Plus または Pro で Write delivery manifest を選択します。このボタンは Project の履歴へ受け渡しの完了記録を追加します。Free でもプレビューとその他の登録内容の保存は完了できますが、記録ボタンの代わりに Upgrade to Plus が表示されます。
完了記録は文章をコピー、アップロード、転送しません。また、作品、出版バージョン、受け渡し設定の作成に必須ではありません。同じ原稿をもう一度準備する前に、古い記録を現在の状態とみなさず、対象と対象外の一覧を確認してください。
5. Scribe で参照元を確認する
対応する Scribe で同じ Project フォルダーを開き、次の項目を確認します。
- 認識された作品と出版バージョン
- Scribe が読むソースフォルダ
- 章数、順序、原稿バージョン
- Scribe 自体の Project 設定と外観
完了記録は、Scroll で承認した内容を記録します。Scribe が参照元を認識したことを証明するものではありません。組版前に、Scribe でソースフォルダ、文書数、章順、原稿バージョンを比較してください。
初めて Scribe を使用する場合は、Scribe ユーザーマニュアルから始めてください。現在のプランごとの範囲は、Scribe のプランと機能を参照してください。
データとプランの範囲
- Scroll は原稿の参照元選択と受け渡し履歴を保存し、Scribe は独自の Project 設定と組版設定を保持します。
- 作品、出版バージョン、受け渡し設定、参照元選択、プレビュー、準備状況は Free に含まれます。完了記録の追加には Plus が必要です。ダウングレードしても既存履歴は残ります。
- Scribe 用の参考文献情報、引用、ルビ、数式の準備には Scroll Pro が必要です。参考文献、ルビ、数式を参照してください。
- Scroll のプランは Scroll 内の準備機能を決めます。Scribe の出力は、現在の Scribe プランとバージョンによって異なります。
作品の 4 つのタブについては、作品の作業領域を参照してください。